【小規模企業共済】入っててよかった!資金繰りに有効な一般貸付を受けることができました【新型コロナ】

みなさんこんにちは。

今日は個人事業ネタです。

新型コロナの影響で、売上が減っている中小企業が多く、コロナではなく経済に殺される…なんて話もよく耳にするようになりました。

今日のニュースでもこんな話題が。

実際のニュース動画はこちら

そんな中、はるかぜは小規模企業共済の一般貸付で、95万円の融資を受けることができました!しかも即日で。

利率も年利1.5%と格安です。

今日はその方法について書いていきます。

融資には時間がかかる

以前こんな記事を書きました。

【自営業】新型コロナは私の事業でもちょっとだけ影響が…セーフティネット保証4号について調べてみた【個人事業】

新型コロナの影響で、セーフティネット保証4号の認定を受ければ低い利率でお金を借りることができる話でした。

しかし、実際に市役所に電話してみると、

市役所へ相談→市役所で審査→認定証交付→銀行に相談→銀行で審査→融資

と、とても手続きが煩雑でしかも時間がかかる(←ここが重要)ことがわかりました。

 

緊急事態なのに、こんなに時間がかかっていたらダメだと思います。月末の支払いに間に合わなかったら不渡りが起こるなんていう人たちだっているのに(怒)

 

小規模企業共済でお金を借りられる!

そんな中、はるかぜは思い出したのです。

小規模企業共済には「一般貸付」という制度があったことを。

小規模企業共済については以前この記事の中に書きました。

【老後2,000万円問題】自営業が老後までにいくら貯められるか – はるかぜ的ポートフォリオ考察

小規模企業共済の一般的なイメージとしては

  • 自営業者の退職金作り
  • 税金対策になる

の2点だと思うのですが、この制度にはさらに、

  • これまでの積立金に応じて融資を受けられる

という仕組みがあります。

 

一般貸付という制度なのですが、特徴を書くと

  • 積立額の7割から9割の額を借りられる
  • 利率:1.5%(年利)←事業系ローンでこんな低利率はありえません!
  • 借入期間:

100万円以下 : 6か月、12か月
105万円~300万円 : 6か月、12か月、24か月
305万円~500万円 : 6か月、12か月、24か月、36か月
505万円以上 : 6か月、12か月、24か月、36か月、60か月

  • 審査などがほぼなく、即日で借りられる

まさに、自営業者の救世主とも言える制度ではないでしょうか。

お金がある時にしっかり積立をしておけば、いざという時にすぐに借りることができるのはありがたいですね。

 

はるかぜは毎月5万円積み立てていて、すでに3年以上経過していますので、積立額は180万円を超えたくらいです。

ですので、100万円くらいは借りられるんじゃないか?と思い、早速「商工中金」の最寄りの支店に電話しました。

すると、「95万円」借りられるというお返事(4月と10月に融資額が上がるんだそうです)。

しかもすごく丁寧にご対応してくださいました。「何に使うんですか?」「最近の売り上げや決算書を…」みたいな話は一切ありませんでした。

 

実際にお金を借りた方法

ではここからは、実際にお金を借りるための準備や手続きについてです。

結論を先に書くと、「30分&現金手渡しで借りることができた」ということです。

準備するもの

  • 実印
  • 印鑑証明
  • 共済契約者番号がわかるもの(ハガキなど)
  • 収入印紙(郵便局で購入。借入額によって金額がかわるが、はるかぜは100万円以下なので1,000円でした)
  • 免許証

以上です。

確定申告書や決算書の控えなどといったものは必要ありませんでした。

これらを準備していざ商工中金の最寄り支店へ。

商工中金でのやりとり

商工中金に到着したのはちょうどお昼の12時くらいでした。

 

はるかぜ「すみません、小規模企業共済の一般貸付の申し込みをしたいのですが…」

担当者「いらっしゃいませ。ご予約はされてますか?」

は「いえ、昨日いくら借りられるかの電話確認だけしかしてないんですが…」

担「かしこまりました。では、貸付に必要なものが揃っているかを確認いたしますね」

(はるかぜが持ってきたものを確認)

担「すべてご準備いただいてますね!では、こちらの用紙にご記入をお願いいたします」

(教えてもらいながら申込書に記入)

担「おいくらのお借入でしょうか?」

は「95万円でお願いします」

担「お借入期間は6ヶ月または1年のどちらになさいますか?」

は「1年でお願いします」

担「承知いたしました!では、95万円から1.5%の年利を差し引いた935,750円を本日お渡しいたします」

(待つことおよそ10分)

担「ご準備できました。ご確認をお願いします」

(札束を数える機械にセットしてカウント)

担「もし1年後のご返済のときに、もう1年返済を伸ばしたいといった場合は、借り換えも可能です。年利の14,250円をお支払いいただくことで、もう1年伸ばすができます。」

は「そんなこともできるんですね。結構そういう方っていらっしゃいます?」

担「はい、かなりいらっしゃいますし、一部だけ返済される方もおられますよ」

は「ありがとうございました!」

 

こんな感じのやりとりで、商工中金を出たのはなんと12時30分。

たった30分で現金935,750円を手にしてすぐにコンビニATMから銀行口座に入れました。

 

※ちなみに書いておきますが、このお金は投資のためのお金ではないのであしからず。

 

緊急だからこそ即日融資はありがたいのです

小規模企業共済は自分が積み立てた金額の7割から9割を借りることができる制度ですので、万が一返済できなくても、それまでの積立金が没収されるだけですので、時間のかかる審査などがないのでしょう。

個人事業主は社会的な信用という点で大変不利です(それを承知でやっているのですが)し、融資を受けるのもなかなか大変。

そんな時のために、小規模企業共済で備えておいて本当によかったと思います。

 

この95万円は来年3月までに必ず返すつもりです!

新型コロナには早く終息してもらわないと、本当に日本経済はガタガタになってしまいますし、特に我々個人事業主、自営業者への打撃は大きすぎます。

(幸いはるかぜの業種は、今後新型コロナが終息しなければ、別な意味でニーズが高まると思うのですが…。)

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!