【マイクロ法人】会社としての利益をゼロにしたい!現状把握して調整する方法【設立後半年経過】

みなさんこんにちは。

投資ブログであるにもかかわらず、検索では「マイクロ法人」関連で高い順位を保っております。

また、これまでいくつかご質問もいただき、ご回答してきました。ほんの一部ご紹介です。

特に読まれている記事はこちら。

【マイクロ法人】国保税・年金が安くなる!絶対に使うべき「個人事業&一人会社」の二刀流【合同会社】

はるかぜが法人を設立したのが2020年10月15日で、初めての決算は2021年9月30日となっています。

2021年9月30日時点で、利益が残りすぎていると「法人税」をたくさん取られてしまいますから、経費を使うなどして調整する必要がありますね。

 

この記事では、

  • 日々の記帳をもとに利益がどれくらい出ているのかを確認する方法
  • もし利益が出ていたらどうやって利益をゼロにしていくか

これらについて書いていきます。

はるかぜは日々の記帳を「マネーフォワードクラウド会計」で処理しています。

個人の記帳も法人の記帳も1つのアカウントで簡単に切り替えて処理できますよ。

 

マイクロ法人のスキーム

参考にした動画は、「両学長 リベラルアーツ大学」のこちら。

タイトルにもある通り【有料級】です。

この動画は、国民健康保険料が高くて困っている自営業者には最高の教材だと思います。

ちょっと内容が難しいかもしれませんが、はるかぜは個人事業14年目で従業員もいるため、割とこの辺の話はついていけました!

 

これまでも、「マイクロ法人」という言葉は聞いたことがあり、国民健康保険料を下げる方法であることも何となく知っていたのですが、ここまで具体的に説明してくれているものはありませんでした。

 

結論から言うと、

「マイクロ法人と個人事業(自営業・フリーランス)の二刀流」

「年収80万円の会社を経営し、年収320万円の個人事業主(自営業・フリーランス)になる」

これが最強という話です。

 

詳しくは動画をご覧になってください。

 

法人としての売上はどう?

会社を作って皆さんが不安に思うのは、きっと「会社としての売上が上がるか」ではないかと思います。

しかしはるかぜの場合は、これまですべて個人事業主でやっていた仕事を個人と法人に切り分けた形でしたので、そのあたりはあまり心配はいらない状態でした。

  • 自分のお店での売上←個人事業
  • 講師としてお話をする仕事の売上←法人

 

そもそも、このマイクロ法人のスキームは「社会保険料と法人税の合算」を少しでも安く済ませようというやり方だったはずです。ですから、法人の利益(売上ー経費)が上がりすぎてしまうと、せっかく社会保険料が安くなっても法人税をたくさん取られてしまったら元も子もありません。

つまりは、上から4段目の「利益」をゼロに近づけることが重要です。ここがゼロであれば、法人税・法人住民税はおよそ7万円となります。

 

ただ、記帳をしていないと現在の売上は多いのか少ないのかよくわからなくなってしまいますよね。

はるかぜは個人でも法人でも「マネーフォワード クラウド会計」を使っていますが、こういったソフトを使っていれば現在の状況を正しく把握できます。

本当に便利です。法人経理も日々の記帳であれば全く問題なし。

具体的にどのように操作するのか、以下を読んでください!

はるかぜの会社設立後半年の収益を公開

会社の売上と利益はどうなっているか、マネーフォワード クラウド会計でどこを見ればわかりやすいかを説明していきます。

はるかぜの「会社設立半年後」のデータを使います。

 

ズバリ、「推移表」を見ればOKです!

画面左側の[会計帳簿]から[推移表]を選びます。

 

すると、左上に「貸借対照表」「損益計算書」が出てきますので、「損益計算書」をクリック!

 

そうすると、売上高や売上原価、その他経費の一覧などが出てきます(灰色の部分に細かい数字が並びます)。

もう少し下にスクロールすると、

[当期純利益]という項目が出てきます。ここの金額の合計を見るために、右にスクロールしていくと…

587,918円の利益が出ています!

これはちょっと利益があり過ぎですね…思っていた以上でした(汗)。

 

考えられる節税方法

では、利益が出過ぎた場合の節税方法について、マイクロ法人で使いやすいと思われるものを挙げていきます。

30万円未満の「仕事で使う道具」

まずはコレです。

おそらく、マイクロ法人を作りたての場合は「できるだけお金をかけずに」会社を作った・作りたいという方がほとんどなはずです。

せっかく利益が出たんですから、仕事で使う道具を新調したり、グレードアップするとモチベーションも上がるはずです。

 

ここで注意なのが、「1点30万円未満」「1年間の合計300万円まで」でなければなりません(青色申告の場合)。

これを超えると減価償却しなければならなくなりますので、その年に全額計上できなくなります。

 

はるかぜの場合は「講演業」ですので、プレゼンやその準備で必要なものは経費として認められます。

  • PC
  • タブレット
  • ソフトウェア関連(PowerpointやAdobe関連など)
  • レーザーポインター
  • 変換ケーブル

このあたりは絶対OKですよね。もちろん仕事で100%使うというのが前提です。

そのほか、こまごまとしたものをいろいろとamazonで楽しくお買い物してもいいんじゃないでしょうか。

もちろん仕事で使うものであることが前提ですけどね。

 

経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済)※起業1年目は使えません

経営セーフティ共済の掛金は、全額が損金(必要経費)に算入できる、節税の王道です。

支払いの方法としては、以下の2通り。

  • 月払い
  • 年払い(前納制度で1年分まとめて)

月額5,000円~20万円の範囲で選べます。積立の上限は、800万円で、月額は変更することができます。

40か月以上掛け金を支払うと、解約の際に掛け金が100%戻ってきます。さらに、前納制度を使い1年分まとめて経費算入することができます。

 

—2021.04.05追記—

さらに、こんな質問をいただきました。

個人事業主と法人の両方で経営セーフティ共済を使えるのか?という質問でした。

この質問をいただいた際、はるかぜもよくわからなかったので、中小機構に質問してみました。

すると、個人事業主とマイクロ法人の二刀流の場合、個人も法人もそれぞれ加入することができます!とのことでした。

 

※ちなみに、小規模企業共済は個人と法人を持っている場合でもどちらか主とするほうでしか入れないそうです。

 

個人でも法人でも利益が出てしまっている場合は、節税対策として非常に効果的ですね!

—2021.04.05追記ここまで—

 

つまりは利益の先延ばしという形になるので、赤字の年には一部解約して補填するという形を取ることができます。

預け入れた金額に応じて低金利での借入もできるので便利ですね!

最大で年間480万円の利益を一気にゼロにできるのは、マイクロ法人としては十分すぎるのではないでしょうか。

ただ、加入資格は「継続して1年以上事業を行っている中小企業者」となっていますので、起業1年目だと使えません。

 

短期前払(家賃・リース代など)

これもよく使われる方法ですが、来期の家賃やリース代などを1年分前払いする方法です。

ただ、これは少し細かい規定があったりする(契約書等を「毎月払い→年払い」に変更するなど)ので、細かい部分については税理士さんやGoogle先生に聞いてください。

 

はるかぜは今期の利益がさらに出るようであれば、まずは経費を使って自分の仕事道具を充実させるところから始めていこうと思っています。

来期からは経営セーフティ共済を使っていくことも視野に入れたいですね。

 

細かいご質問があればいつでもどうぞ

1ヶ月半前は何も知らなかったはるかぜが、年金と保険料を半額以上減らすことができたこの方法。

こんな方は絶対にやった方がいいです!

 

  • 個人事業主で国保・年金の高さにウンザリしている
  • 個人事業主で、2種類以上(とみなされる)の仕事・事業をしているorこれからやろうと思っている

 

大事なのは、別業種とみなされる2つの事業をやっているかどうかです。

これから新たにやっていくという形でももちろんOKだと思います。

 

もし何かご質問などあれば、実体験をお伝えすることもできるかもしれませんので、質問箱からご遠慮なく。

 

今日もお読みいただき、ありがとうございました!