【自営業】ゼロから立ち上げて14年続けることができている理由。ツラかったことや売上増の要因とは【個人事業主】

みなさんこんにちは。

今日は自営業・個人事業主ネタです。

 

これまで何度か「自営業ネタ」を書きましたが、はるかぜはいわゆる「雇われた経験」が一度もない、学生→個人事業主という、イカれた人間にしかできない大技を繰り広げ、奇跡的に生き残っているおじさんです。

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今年40歳(不惑)を迎えるわけで、最近のコロナ騒動もあって学生時代の仲間とzoom飲み会も何度かやったのですが、そこでよく言われるのが

「20代で就職経験なしで独立して、ずっと続けてるってすげーよな」

「あの頃(店を立ち上げたとき)は全力で止めようと思ってたけどサーセンw」

中には、

「オレも独立したいなー」

という友人もチラホラ。

 

そこで今日は、学生からいきなり起業したはるかぜが、14年続けてこられた要因について書いてみたいと思います。

尚、たった一個人の経験を元にしたものであり、ビジネス書や独立関連の本などに書かれている内容とはまったく異なる部分が多々あると思いますが、その点ご了承くださいね。

 

はるかぜの商売について

何やっているの?

まずははるかぜはどんな商売をしているのかというと、あまり詳しくはかけません(怪しい商売ではありません)が、

  • 店舗型ビジネス
  • 個人向け(いわゆるBtoC)

とだけ言っておきます。

皆さんの街にもほぼ間違いなくあるようなタイプの商売です。例えば、美容室とかカフェとか学習塾とか居酒屋とか、割と小規模でやっているタイプのお店です。

年商は?

これまでの年商をグラフにしました。

細かい金額は出せませんが、2019年の売上は2010年の売上のおよそ4倍になりました。

まあ売上からどれくらい自分の懐に入るかが問題なんですが、田舎で夫婦二人&ネコ2匹で生活するにはまったく問題ないと思います。すごく贅沢はできませんけど。

売上の変化には理由がある

自営業界隈では「3年」続けばそこから先も商売を続けられるなんて言われます。どうやってその3年を乗り越えたか、そして売上を上げるために意識した部分について書きます。

最初の3年→バイト掛け持ち

確かに最初の3年(27歳から29歳)は大変でした。お客さんは大して増えないし、売上もないし、ヒマだし。

でも、営業時間が限られていることもあり、特に9:00から15:00くらいまではあまりやることがありませんでした。

そこではるかぜは週2・3回くらい、トラックの荷下ろしのバイトもやっていました。今やろうと思ってもなかなかしんどいですが、20代でしたし、どうしても自分の商売を続けていきたかったので、そこまで苦痛ではありませんでした。

 

それ以上にこの頃キツかったのは、「自分はどこにも所属していない」という感覚でした。

「肩書きがない」というのは自由に見えるかもしれませんが、大海原にポンと放り出されたような気持ちです。

仕事は何をやっているかを聞かれて答えると、「お、おう…」という反応が多かったような気がします。あまり気にしてませんでしたけどw

 

4年目→移転

これがもっとも大きな転機だったような気がします。

2009年から2010年に売上が倍増しています。これは、2010年4月に市内でも割と人通りの多いテナントに移転したのです。

けっこう古いテナントなのですが、大家さんが店の裏に住んでいるとても良い方(老夫婦)で、超良心的家賃で貸していただきました。4部屋ある建物の1つでした。

しかし、テナントを借りると何が起こるか。おわかりですよね。リフォームや看板などの初期費用が必要です。

これまで使っていたものを持っていけばよかったので、そこまでかかりませんでした。内装は自分たちでできるところはやりました。それでも看板や看板灯、エアコンの設置や電気工事など、合計で100万円近くかかりました。

この100万円は、移転前年の2009年のバイト代を使わずに貯めて準備しました。

20代の自営業者、しかも大して売上もない若造にお金を貸してくれるところなんてどこにもありません。

 

その後、2部屋→3部屋と借りる部屋が増えていき、今では4部屋をすべてはるかぜが借りています。

 

8年目から11年目→従業員を増やした

初めて人を雇ったのは、移転をした2010年(4年目)でした。

アルバイトの大学生でした。

その後もアルバイトを2人くらい雇っていたのですが、2012年から2014年まで、売上が横ばいになりました。

しかし、2015年から2017年にかけて、売上が伸びていることがわかると思います。

これは「従業員を増やした」ことがきっかけでした。

 

店舗型ビジネスでは、例えば1時間でどれくらい売上を上げられるかは人手に左右されます。

例えば美容室。スタイリストが1人だとお客さん1人しか相手できませんが、スタイリストが5人いれば同じ時間で5倍の売上を上げることができます。当然の話です。

 

5人→7人と増えていき、現在は8人の従業員がいます。

 

番外編:副業

はるかぜは2011年から、副業として本業と関連のある分野の講師を務めています。

この副業は、私の学生時代の友人が勤めている会社(この分野ではわりと有名)からの依頼という形です。

 

実はこれが本業にもいい影響を与えてくれています。

 

「あの○○社とのつながりがある」というだけで、本業のお客さんが増えてきたという側面があり、やはり社会的信用というのはスゴいもんだと思います(←就職経験のない人間)。

 

今でもこの副業を続けていて、ここから得た報酬はすべて投資(手動トラリピ)に当てるのが楽しみになっています。

 

自営業、オススメできる?

脱サラしたい皆さん、雇われて働くのがイヤな皆さん、自営業者に魅力を感じますか?

最後に、私がこれまでに感じてきた「自営業でツラいこと」をまとめておきます。

これらに耐える自信があれば大丈夫!

 

  • 所属がないことで精神的に不安になる
  • 友人・知人に「世捨て人」扱いを受けることもある
  • 開業後の2・3年はお客さんが来なくても生活が破綻しない方法がある
  • 税金などの計算がちょっとだけ面倒(最近はfreeeなどのソフトが充実してるので多分大丈夫)

 

でも、もし私が学生時代に戻ったら、おそらくまた自営業やると思います。私は自営業を選んでよかったと心から感じます。

 

今日もお読みいただき、ありがとうございました!