トラリピを始める際の注意点やリスクを大まかに知っておきたいですか?
この記事では、実際にトラリピをやっている中で気づいた注意点について、初心者の方でもできるだけイメージが湧きやすくなるように書きます。
トラリピの基本のき
トラリピの基本はこちらの動画で十分ですね!
この動画の後半(0:36)から始まる部分が魅力的ですよね!
行ったり来たりする値動きに対して、「広くわな(トラップ)を仕掛けるように」(0:53)リピートイフダンを並べる、とあります。この設定を1回の操作で注文できるのがトラリピです。しかも「トラップの幅」も「その間に何本仕掛けるか」も自由に設定できます。
トラリピを始めるときに最も気を付けるべきことは?
最重要事項は、資金量とロスカットラインです!
FXにはつきものの「ロスカット」。同じ設定であれば、資金が少なければロスカットラインは上がり、資金が多ければロスカットラインは下がります。トラリピで気をつけないといけないのは以下のパターン。
・買い注文の場合→レートがレンジの下限に抜けてしまう
・売り注文の場合→レートがレンジの上限を抜けてしまう
簡略化したイメージとしては以下の通りです。買い注文の場合のみ図示します。
資金が少ないとロスカットラインは上がる
両方の場合において、買いポジションを5本持っています。【パターンA】は10万円で運用しています。この場合、もうすぐロスカット!という緊急事態です。しかし、20万円で運用している【パターンB】ではロスカットまでにはまだ余裕がありますね。このように、ロスカットされないためには十分な資金が必要です。
トラップが多いとロスカットラインは上がる
また、同じ資金量と同じレンジ(上限と下限の価格が同じ)であっても、その間に何本のトラップを仕掛けているかによってもロスカットラインは変わります。
どちらも同じ20万円での運用ですが、トラップが多い【パターンC】は、トラップが少ない【パターンB】に比べるとロスカットラインが上がります。ですので、トラップを狭い幅で仕掛けすぎるとすぐにロスカットが来てしまう恐れがあります。大きな利益を得たいからトラップをたくさん仕掛けたい!という気持ちをできるだけ抑えて、資金量とのバランスを取ることが大切ですね。
トラップが多い=リターンが大きい=リスクも大きい
「資金量」「レンジ幅」「トラップ本数」のバランスが重要!
では実際にどれくらいの設定をすれば安全運用できるのか。安心してください。便利なツールが公開されています!
具体的に、「運用予定額」「レンジ幅」「トラップの本数」「1本あたりの通貨」などを入力し、いくらでロスカットされるかを見ることができるのが「トラリピ運用試算表」です。
これを使って、ロスカットラインを把握しておくことがとても重要です!ロスカットラインをいくらに設定するかは人によって変わると思いますが、ひとつ目安となるのが「リーマンショック級の下落でも耐えられるライン」でしょう。
トラリピで人気のカナダドル円(CAD/JPY)のリーマンショック時の最安値は68円付近。これよりも下にロスカットラインが来るように設定すればひとまず安心ですよね!
複数通貨ペアで運用したい場合はそれぞれこのラインを調べて、トラリピ運用試算表を使って必要な資金量をチェックするとさらに安心。例えば、
CAD/JPY | 30万円 |
AUD/USD | 40万円 |
合計70万円
で運用スタートするとか。
はるかぜの設定は?(今後書いていくよ)
私がどのような設定で運用しているかについては、また別記事でご紹介しようと思いますが、現在運用しているのは6つの通貨ペアです。