みなさんこんにちは。
今日は私がもしかすると実験してみるかもしれない、手動トラリピについて書いていきたいと思います。
自動トラリピとは
トラリピについてネットで検索してみるとよく「自動」「手動」という言葉がくっついていることがあります。
「自動トラリピ」というのは、マネースクエアの「トラリピ」やアイネット証券の「ループイフダン」に代表されるものです。はるかぜは現在、マネースクエアのトラリピで200万円ほど運用しています。
動画でわかるように、一度注文してしまえば自動的に注文と決済を「繰り返してくれる」のが特徴です。ものによっては注文と決済が自動的に行われる回数が決まっているものもありますが、元祖トラリピは永遠に繰り返してくれます。
ですから、例えば
【CAD/JPY】80.000買い→80.500売り(1000通貨)
という注文を出したとして、実際に80円で買って80.5円で売って利益が500円出たら、また「指値80.000買い&指値80.500売り」の注文が自動的に追加されます。
手動トラリピとは
一方、「手動トラリピ」というのは、これらの作業をすべて自分で行うということです。例えば、先ほどと同様に
【CAD/JPY】80.000買い→80.500売り(1000通貨)
という注文を出して、実際に80円で買って80.5円で売って利益が500円出たら、再び「指値80.000買い&指値80.500売り」の注文を自分で入れなければなりません。
自動トラリピと比べると、いちいち注文を出さなければならないため、とても面倒に見えますよね。
自動vs手動の判断基準
では、なぜこのような面倒な手動トラリピをやっている方々がいるのかというと、手動トラリピにはいくつかの大きなメリットがあるからです。ここからは自動トラリピと手動トラリピのそれぞれのメリットについて買いていきます。
自動トラリピのメリット
とにかく楽!
自動トラリピのメリットは、この一言に尽きます。一度注文を入れてしまえば何ヶ月も放置していてもずっと注文と決済を繰り返してくれますので、レンジを外れたりロスカットされない限りは勝手に利益を上げてくれます。人間がやることは、
・資金を入れる。
・トラリピを入れるレンジや利益幅、本数などを決めて注文する。
この2つだけです。
仕事等でなかなかスマホやPCを見ることができなくても、まったく関係ないですよね。手動トラリピは「決済されたらすぐに同じ注文を入れる」ことを繰り返さなければなりませんので、決済祭りになってしまったら大変です。
注文を入れることももちろんですが、エクセルなどで管理をしっかりしておかないと、注文するときにレートやロット(注文数量)を間違ってしまったりする可能性もありますよね。
この点は自動トラリピの大きなメリットです。
手動トラリピのメリット
スワップが有利
では、なぜ手動トラリピをする方々が結構いるのか。まずは「スワップで有利だから」ということが挙げられます。手動トラリピでトレイダーズ証券の「みんなのFX」を取り上げて、3通貨ペアだけですがトラリピとの比較を表にしてみました。(スワップは1万通貨あたり。2019年11月18日現在です)
マネースクエア(自動トラリピ) | みんなのFX(手動トラリピ) | |||
買 | 売 | 買 | 売 | |
【CAD/JPY】 | 8円 | -42円 | 40円 | -40円 |
【MXN/JPY】 | 10円 | -10円 | 12円 | -12円 |
【NZD/USD】 | -51円 | 17円 | -30円 | 29円 |
勝っている方を赤字にしてみました。
やはりトラリピのスワップは我々にとってはとても辛いです。同じ【CAD/JPY】でも、その差はなんと5倍です!また、地味に効いてくるマイナススワップについても、できるだけ少ない方がありがたいですよね。
スプレッドも有利
スプレッドについても表にしてみましょう。時間帯等で変わることもありますが、2019年11月18日18:30現在で目視した値です。
マネースクエア(自動トラリピ) | みんなのFX(手動トラリピ) | |
【CAD/JPY】 | 4.0銭 | 1.6銭 |
【MXN/JPY】 | 2.5銭 | 0.3銭 |
【NZD/USD】 | 3.2pips | 1.6pips |
手動トラリピの圧勝です。スプレッドは狭いほうがいいに決まっています。
「スプレッドが広い→レートがたくさん上がってくれないと決済されない」ので、小さい値動きではなかなか決済されないということになります。
最近あまりレートが動かなくなってきたという話もよく聞きます。そういう意味ではマネースクエアのトラリピは分が悪いです。
選べる通貨ペアが広がる
マネースクエアのトラリピは、選べる通貨ペアが現在13ペアと少ないですが、FX会社の中には50通貨ペア以上のラインナップを取り揃えているところもあります。
できるだけ様々な動き方をする通貨ペアに分散しておいたほうが、ロスカットされる心配も少なくて済むという考え方もありますから、この点も手動トラリピのメリットと言えるでしょう。
自分の好きなFX会社を選べる
手動トラリピは自分でたくさんのトラップを仕掛けさえすればいいわけですから、自分の好きなFX会社を選ぶことができます。スワップやスプレッドで決めてもいいし、スマホアプリなどの使いやすさを基準にしてもいいわけです。
また、私の将来の目標に「海外移住」がありますが、海外移住者は日本の証券会社を使えない場合がほどんどです。もし海外に行っても手動トラリピの手法をマスターしておけば、海外のFX会社を使って手動トラリピをすることもできるますね!
じゃあはるかぜはどっちをやりたい?
ここまで初心者の方にもわかるようにざっくりと説明してきましたが、さらにざっくりまとめると、
「コスト」vs「手間」
この言葉に集約されます。コストを安くしたいなら「手動」、手間をかけたくなければ「自動」です。ここ大事。
はるかぜはサラリーマンではありません。投資だけ生活できるほどのお金持ちには程遠いですから、自分で体を動かす仕事をしなければならないタイプの自営業者です。しかし、サラリーマンのみなさんに比べると、わりとスマホやPCにすぐにアクセスできる環境で仕事をしていますし、上司もいませんし、仕事自体もそれほど大変ではありません。アクセスできなときがあってもせいぜい1時間くらいのものです。1日の中で自分が自由に使える時間も一般のアラフォー男女の皆さんよりずいぶん長いと思います。
また、自分が現在どんな注文を出していて、どれくらポジションを持っているかという記録をエクセルを使ってずっとつけていますし、ブログを書くのも好きです。PCを使った作業もそれほど苦手でも苦になるわけでもありません。
…あれれ?はるかぜは「手動」をやるのに非常に恵まれた環境にあるのでは??
このことにやっと最近気付いたわけです。←ヲイ
これからどうするつもり?
すぐに自動トラリピを辞めて手動トラリピに切り替えるのはあまりに性急な気がします。ですが、まずは1通貨だけでもやってみる価値はあると思います。
例えば、【CAD/JPY】の手動トラリピを、同じ【CAD/JPY】の自動トラリピとまったく同じ設定でスタートさせて、それぞれを比べてみるのもいいかも、と思っています。スワップの貯まり方やスプレッドによる注文・決済回数の比較もできると思いますし。実験的にやって出た結果と手間を天秤にかけて、自分の判断をしてみたいと考えます。
使える30万円ができたらみんなのFXに入金してやってみようと思います。私より先にやってみるぞ!というお金持ちの方は是非↓↓から口座開設をお願いします(笑)
「自動トラリピ」vs「手動トラリピ」で迷われている方の人柱となるべく、年内での実験スタートを目標に明日も仕事をがんばります(泣)