【セミリタイア考】海外生活ってどんな感じ?はるかぜが26歳で感じた空気@極貧NYC生活

みなさんこんにちは。今日はちょっと投資の話ではなく、セミリタイア後の生活について書きたいと思います。

いやいや、まだそんなお金ないよ…と思う自分もいますが、実際にリタイアできるお金があると仮定して、自分が実際にどんな行動を起こすかを考えておかないと、結局今の場所や人間関係に留まってしまうかもしれませんからね!

とても遠い未来でも、行動するための準備が必要。私が2011年に読んで影響を受けた本はこちらです。いろいろな登場人物が出てきて、千差万別の考え方に触れることができます。

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極貧NYC生活

はるかぜは今は日本の田舎に住んでいますが、26歳のときにニューヨーク州ニューヨーク市(New York Cityつまりマンハッタン島!)に住んでいた時期があります。全然お金を持っていたわけではありませんよ。学生(大学院留学)でしたから。

100万円握りしめてひとりぼっちで、知り合いも誰もいないニューヨークに到着し、外国から来た学生が入居できる寮に住んでいました。だから家賃が世界トップクラスのマンハッタンに住めたわけですが。

とにかくお金がありませんでした。寮の家賃を払ったら、1日に使える食費が5ドル程度。キッチンは部屋にも共同のものもなかったので、安くてまずい弁当を2回に分けて食べたり、何も付けていない食パンをスルメみたいにかじってしのいだり、とても平成とは思えないような極貧留学生活を経験しました。

勉強も忙しかったので、メトロポリタンミュージアムも、自由の女神も、セントラルパークも、有名なカフェやレストランも、結局一度も行けませんでした。アイキャッチ画像のタイムズスクエアは通学路だったので(!)地下鉄の42nd street 駅を上がって、きらびやかな観光客を尻目に下を向いて毎日歩いてました。

次第に感じ始めた「居心地の良さ」

そんな辛いNYC生活でしたが、次第に「居心地の良さ」を感じ始めました。日本のような妙な「縛り」が本当にまっっったくない。自分が何をしようが、それを否定する人がいない。どんな髪型や服装でも、どんな嗜好を持っていても、それを頭ごなしに否定されることがない。何歳になって学生になっても「40歳で大学生なんて…」みたいな考え方の人は全然いない。そもそも年齢とかあまり気にしていない。だんだんと自分もそんな人たちの考え方に染まっていくのが分かる感覚を持ちました。

そして人が明るい。とにかく明るい。知らない人同士が目があったときの「ニコッ」という笑顔。ちょっとづまずいたり、何かを落としたりしただけなのに、はにかんだ笑顔を周囲に振りまいたり、周りを笑わせる一言を大声で叫んだり(まあこれはNYCだけなのかもしれませんが)。

自分の住んでいる環境が変わると、自分自身の考え方や哲学みたいなものもだんだんと解けていく。柔らかい発想ができるような気がしてくる感覚が確実にありました。

自分の感覚を広げたい

その後私は日本に戻り、田舎で自営業を営んでいます。27歳でやっと社会人になって、当初は「自由な発想を持ったおもしろい若者」ぶっていましたが、今となってはすっかり普通の日本人のおじさんです。守るものもできましたし、あの当時よりはお金も持てるようになりました。ちなみにその後一度だけNYCに旅行に行き、あの当時行けなかった観光名所に行き尽くしてやりました。無理して高級レストランで食事したり、通学路だったタイムズスクエアを見下ろす高級ホテルにも泊まりました。

でも、あの当時感じていた「日本とは違う空気」の中でいつかまた生活してみたい、自分の凝り固まった考え方やものの見方をリセットし続けたいという願望は、おじさんになった今でも密かに持っています。ですので、年に1回、出来る限り海外旅行に行って、1週間だけでも様々な国の「日本とは違う空気」を感じに行くことにしています。

目標は(とりあえず)海外移住だ!

というわけで、私の将来の目標は「(とりあえず)海外移住」です。

これくらい大きな目標をもっていた方が、投資に向けてのモチベーションも上がります。行く国も決めていませんし、死ぬまでずっと海外にいるかどうかもわかりません。でも、お金があればその時々のベストの選択ができます。

日本は将来、とても悲観的な予測が立てられています。超少子高齢化がますます進み、我々は年金がもらえない、税金が上がる、経済は衰退の一途。将来きっと様々な場面で対策が打たれるのでしょうが、自分が将来住みたい国になっていなければ、出ていけるくらいの余裕が欲しい。もし日本がいい国になっていればそのまま日本にいてもいい。資産があれば選択肢が増えます。私はその選択肢が欲しいと心から思います。