【ソーシャルレンディング】はるかぜが資金を撤退させたのはmaneoのせいです(憤怒)

みなさんこんにちは。今日は私が昨年から今年にかけてやっていた「ソーシャルレンディング」について書きたいと思います。

ソーシャルレンディングとは

ご存知の方も多いと思いますが、近年登場した新しい投資先です。お金を借りたい会社(借り手)とお金を運用して増やしたい人(貸し手)をマッチングするサービスで、貸した金額に対して分配金(利子)をつけて返してくれる仕組みです。資金を貸す期間が決まっており(A商品は12ヶ月・B商品は9ヶ月など)、この期間が来たら元本が全て戻ってきます。新たな投資先として人気急上昇中です。

人気がある有名どころとしては、

OwnersBook

SBIソーシャルレンディング

SBIソーシャルレンディング

クラウドバンク

クラウドバンク

といったサービスが挙げられます。私は現在、SBIソーシャルレンディングとクラウドバンクに投資しているお金が少しだけあるのですが、今はその投資したお金から生まれる分配金と、借りた会社が繰上げ返済した元本が毎月入ってくるのを受け取っており、戻ってきたお金はトラリピやメキシコペソ積立に回しています。元本がすべて返ってきてもおそらくソーシャルレンディングに再投資はしない予定です。

なぜソーシャルレンディングを辞めたのかというと…

元本割れどころか0円に!?

このクラウドファンディングは、簡単に言えばお金を借りた会社が、借りたお金を返せないと、投資家に分配金どころか投資した元本そのものも帰ってこないというリスクがあるのです。

実は私、今年の初めくらいは「日本のソーシャルレンディングの先駆け」「業界No.1」を誇っていた「maneo」というサービスで、現在絶賛被弾中(投資したお金が期限を過ぎても戻ってきていない)なのです。金額は10万円なので大痛手ではありませんが、中には100万円単位で被弾している方もおられるようです。

これが本当に帰ってくるのかどうかもわかりません(半分以上諦めていますが)。

maneoからのメールを公開します

被弾したのがわかったのは2019年7月3日のメールでした。そのメールがこちらです。長いのでアコーディオンボックスにしてあります。

件名:【延滞発生に関するご報告】maneoマーケット:お客様サポート
投資家の皆様へ

いつもmaneoをご利用いただきまして誠にありがとうございます。

この度、下記融資案件について、2019年6月28日を最終弁済期限とする元本の未回収が発生いたしました。
maneo株式会社(以下、「当社」という。)より、対象ファンドの詳細と今後の債務者からの回収、投資家の皆様への分配について、以下のとおりご報告させていただきます。

1.融資案件の概要

■ローンID
12382、12384、12386、12388、12390、12396、12398、12400、12402、12404、12406、12408、12418、12420、12422、12428、12430、12432、12440、
12446、12448、12452、12458、12460、12470、12472、12474、12480、12484、12490、12500、12502、12514、12520、12524、12528、12536、12538
■ファンド名
事業性資金支援ローンファンド1110号、1116~1152号(案件1:DE社、案件2:AN社)
■案件名
【事業者DE社向け】事業性資金支援ローンへの投資(第1次~第38次募集)
■貸付実行日
2018年7月2日、7月4日、7月6日、7月13日
■融資金額
1,206,982,883円
■最終返済日
2019年6月28日
■URL
https://www.maneo.jp/apl/fund/detail?fund_id=5582
■残高
1,206,982,883円

本件融資はmaneo社から同一の債務者(事業者DE社)に対するもので、「maneo」において「事業性資金支援ローンファンド」として募集いたしました。

2.経過

DE社は長野県内で開発途中の太陽光発電施設の対象地及び売電に係る設備認定を保有する会社の株式を購入した上で、
開発に必要な許認可等を取得した後に太陽光発電事業者に一体として売却する計画の下、2018年7月2日にmaneo社からの融資により対象案件を取得しました。
本件については、同業他社などへの相場に関する聞き取り調査やマーケットでの成約実績を踏まえ、
融資の担保評価としても適正な価値が見込めるとの判断の下、融資を実行いたしました。
DE社は、本件対象案件の取得後、林地開発の許可取得に向けて行政と調整を進めたほか、対象地域での事業遂行に伴う要請や協力事項への対応を進めて参りましたが、
当初の事業計画期間内での完遂が困難なものとなりました。
融資期間中、DE社は利息の支払いにおいて遅延はなく、事業としても安定した業績で推移しており、会社与信としては大きな変動はありませんでした。
しかしながら、DE社に対しては融資の返済期日が迫ってきていることを申し伝え、返済に向けた対策を取るように交渉を続けておりましたが、
自己資金での返済や借換え等の対応ができず、また、当社としても期日内での回収に向けた活動をして参りましたが、
対象案件の売却による返済以外には回収は困難なものと判断いたしました。
以上の経緯から、最終弁済期日である6月28日時点で元金の入金が確認できず、延滞の取り扱いに至りました。

3.回収の見込み

当該案件について、現時点で複数社から購入の意向表明を受けているとDE社より報告を受けています。
うち1社とは包括サービス契約書を取り交わしており、同契約書によれば、林地開発許可の取得及び権利関係の取りまとめが出来れば
融資金額を上回る金額で本件対象案件の売買が行われる予定です。
DE社からは、当該案件を管轄する行政との林地開発に係る事前相談は完了していることの報告を受けております。
今後の売却に向けた課題として、開発許可申請が受理されることが挙げられ、DE社は現在その対応中です。
当社では回収の一環として内容証明郵便の発送などを行っておりますが、引き続きDE社から進捗状況の報告を受け、その状況に応じた回収対応を検討して参ります。

4.今後の状況報告について

該当投資家の皆様には、回収の進捗状況等につきまして、定期的にメールにてご報告いたします。
次回については3週間後を目途に、状況のご報告をさせていただきます。

5.その他

該当投資家の皆様の「my maneo」内の「運用予定表」には7月3日までは「正常」と表示されます。7月4日以降は「期失」と表示されます。
「返済実績一覧」ページの「ローンファンド運用状況」の該当ページも、7月3日までは「運用中」と表示されます。7月4日以降は「期失」と表示されます。

上記「1.融資案件の概要」の5件につきましては、2019年6月28日に債務者から利息の入金はございましたが、元金の返済がなされず、延滞となりました。
なお、6月28日に入金となりました利息につきましては、7月25日の分配を予定しております。

投資家の皆様には、ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません。
今後、全力で回収に努め、進捗をご報告いたします。

2019年7月3日
匿名組合契約における営業者 maneo株式会社
匿名組合出資の募集取り扱い maneoマーケット株式会社(第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2011号)

その後月に1回メールが来ていますが、今日現在まだ回収ができていません。最後に来たメールもご紹介します(10月31日です)。

件名:【債権回収に関する報告】maneoマーケット:お客様サポート
投資家の皆様へ

いつもmaneoをご利用いただきまして誠にありがとうございます。

maneo株式会社より、2019年7月3日にご報告いたしました延滞発生の融資案件につきまして、回収活動状況をご報告いたします。
該当の投資家の皆様への続報となります。

7月3日付【延滞発生に関するご報告】は、以下をご確認ください。
https://www.maneo.jp/apl/information/news?id=8233

1.回収活動状況について

前回のご報告において、(1)事業者DEが一部事業対象地の変更の届出を経済産業省に行っており、また変更に伴う別用地の確保の見通しをつけ、当初計画と同等の事業規模を確保したこと、
(2)従前の検討者に加え、新たな検討者とも売買交渉が進展し始めた旨を報告いたしました。

前回ご報告以降、上記(2)でお伝えした新たな検討者と売買交渉を継続しておりますが、検討者が購入資金調達に時間を要する状況であり、
前向きな購入意欲はあるものの、交渉の着地の時期までは詰まりきっておりません。
また、さらに別の検討者が現れましたが、太陽光発電所を自社施工で建築することを希望しており、対象地と開発権を購入した後の事業収支の算出や
発電所の建築工事も踏まえた資金調達計画の策定には、一定の時間を要する見込みです。
従いまして、現時点では保守的な見通しによる購入条件提示に留まっており、事業者DEとしては積極的に交渉を進めにくい状況となっております。

一方、上記(1)については、地主からの賃借という形で別用地を確保しており、賃借開始を早期に開始するため、
退去の時期を当初予定から前倒しで行うよう地主に求めているとの報告を受けております。
なお、10月12日に東日本の上空を通過した台風19号の影響について、当社から事業者DEに確認したところ、事業対象地における影響はございませんでした。
但し、事業対象地に直接的な影響を及ぼす地域とは異なりますが、河川の氾濫による冠水の影響が出た地域が周辺にあり、
その後の復旧状況や購入検討者の動向について、事業者DEに情報共有を求めております。

2.今後の状況報告について

該当投資家の皆様には、回収の進捗状況等につきまして、引き続き定期的にメールにてご報告いたします。
次回は11月下旬を目途にご報告いたしますが、お伝えすべき事項がございましたら、期限に係わらず速やかにご報告いたします。

投資家の皆様には、ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません。
引き続き回収業務に全力を尽くしますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

2019年10月31日
匿名組合契約における営業者 maneo株式会社
匿名組合出資の募集取り扱い maneoマーケット株式会社(第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2011号)

…こんなメールだけが毎月末来ます。結局は言い訳がましくて、回収するやる気が感じられません。そもそも、融資してもいいのかどうかの審査が甘かったのではないか?「報告を受けている」ことを「月に1回メールで伝える」だけにしか見えない対応が、「回収業務に全力を尽くし」ているのか?

今後、みなさんが私と同じような被害が出ないように、メールの内容や対応についてもご報告していきたいと思います。

もうソーシャルレンディングはやりません(たぶん)

私が使った他の2社(SBIソーシャルレンディングとクラウドバンク)はこういった事例は1件もないのですが、この被弾によってソシャレンに投資するのはリスクが高いと感じています。

もちろん投資は自己責任です。ですが、お金を借りた会社への対応や出資者に対しての対応について疑問を感じる部分があり、私は肌に合わないと感じています。今後他の会社でも同じような事案が出たときに、maneoの対応が一種のテンプレートになってしまったとしたら…

そういったことを考えて、私は今後はソシャレンはやらないだろうと思います。

ソシャレンにチャレンジしてみようという方は、被弾の危険性があることを肝に銘じておいてください!「この会社なら大丈夫」といった考えが一番危ないです。

maneoでは被弾しましたが、私がおすすめできるソシャレン3社はこちら。

OwnersBook

SBIソーシャルレンディング

SBIソーシャルレンディング

クラウドバンク

クラウドバンク